マネーフォワードクラウド開業届で開業届の書き方から提出まで完全解説!

MFクラウド開業届で開業届の書き方&提出方法を完全解説

個人事業を始めたけど、開業届って出した方がいいの?

と悩んでいませんか?

はた坊

仕事に力を注ぎたいし、手続きに無駄な時間はかけたくないですよね。

この記事ではマネーフォワードクラウド開業届(以下、MFクラウド開業届)を使って、かんたん・すぐに・しかも無料で開業届をつくる方法を解説します。

実際に私がブログの開業届を作成した流れをお見せしながら、初心者でも迷わず進められるようお伝えします。

タップできる目次

1. 開業したら最初にやること

まずは開業届を出そう
参照:国税庁HP

開業したら、まず開業届を税務署に提出しましょう。

はた坊

開業届は個人事業を始めたことを税務署に知らせるための書類です。

2. 開業届を出すメリット・デメリット

開業届を出すメリット
  • 個人事業用の銀行口座を開設できる
  • 信頼性が上がる
  • 以下のケースで必要書類として求められることが多い!
    • 銀行融資
    • 補助金の申請
    • 保育園の申請
  • おまけ:「個人事業主」と名乗れる
はた坊

私は①日本政策金融公庫の融資申請、②保育園申込の個人事業の証明、③ネット銀行の開設時に提出したことがあります。

上記のケースに該当する方は開業届は迷わず出しておきましょう。

開業届を出すデメリット

会社を辞めて開業する場合は注意が必要

開業届を出すタイミングによって、失業保険や再就職手当が受けられなくなる可能性があるんです。

はた坊

条件を満たせば給付を受けられる可能性もあるので、気になる方は事前にハローワークに相談してくださいね。

3. 開業届を出さないと罰則はある?

開業届を出さなても罰則はありません。

「開業届は提出必須」と思われるような記載をよく見かけますが、開業届を出さずに「青色申告承認申請書」だけ出せば青色申告はできるし、している人はたくさんいるのが現状。

ただし

事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
参照:国税庁HP

と記載もあり、提出している人の方が社会的な信用を得やすくなる可能性があります。

罰則がないなら出さなくてもいいか…と思ってしまいますが、事業を続けていくなら提出しておくほうがおすすめです。

書類をダウンロードの上、必要事項を記入してもOKですが、難しい用語も多く初めての方にはハードルが高いと感じるかもしれません。

ここでおすすめなのが、「MFクラウド開業届」初心者でもわかりやすい入力画面で操作もカンタンです!

4. MFクラウド開業届の特徴

MFクラウド開業届
出典:MFクラウド開業届
MFクラウド開業届の特徴7つ
  • 必要事項を入力していくだけ
  • 無料で使える
  • 提出まで安心サポート
  • スマホ・PCどちらでも使える
  • スマホからオンライン提出もできる
  • 青色申告承認申請書も作成できる
  • 給与に関する申請書も作成できる

① 必要事項を入力していくだけ

事業の提出書類となると、何を書けばいいのかわからない…となることも多いですが、MFクラウド開業届は初心者でもわかりやすい入力画面になっていて、とってもカンタン!

はた坊

分かりづらいところは補足説明もあるので、紙に書くよりも迷わず進めることができますよ。

②③ 無料で使える&安心サポート

MFクラウド開業届は「マネーフォワード」のアカウントを作れば無料で使うことができます。

アカウントはメールアドレスがあればOK!

無料で使える上に、提出まで迷った時はメール、チャットでサポートを無料で受けることもできる神サポート付!

出典:MFクラウド開業届

④⑤ スマホ・PCどちらでも使える&スマホならオンライン申請も可能

スマホ・PCどちらのブラウザからも操作が可能です。ただし、電子申告(e-Tax)はスマホのみ対応で、MFクラウド確定申告アプリへの切替が必要です。

開業届の作成PDF印刷電子申告
PC
スマホ切替が必要
スマホ
※別アプリが必要
※MFクラウド確定申告アプリ

また、電子申告には「利用者識別番号」が必要になります。過去にe-Taxを使ったことがなければ新規発行が必要

利用者識別番号を新規取得するときの注意点
  • e-Taxのサイトで作成できる
  • 発行方式は「マイナンバーカード方式」を選択
    • 「マイナンバーカード方式」なら即時~数分で発行
    • 「ID・パスワード方式」は税務署での本人確認が必要。発行までに1週間程度かかる。

電子申告がおすすめな人

  • マイナンバーカードと利用者識別番号を持っている
  • 今後も電子申告を利用したい
  • 自宅で済ませたい

PDF印刷がおすすめな人

  • 利用者識別番号がよくわからない
  • 電子申告が苦手な人
  • 税務署に持参・郵送する方が安心な人

⑥⑦ 青色申告承認申請書や給与に関係する書類も作成できる

MFクラウド開業届では、開業届(①)以外にも以下の書類が作成できます。

MFクラウド開業届で作成できる書類
  • 個人事業の開業・廃業等届出書
  • 65万円控除をうける場合
    → 所得税の青色申告承認申請書
  • 従業員がいる場合
    • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
    • 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
  • 従業員が家族(専従者)の場合
    → 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書

特に、青色申告控除65万円を受けるための「所得税の青色申告承認申請書」は開業後2ヶ月以内に提出が必要です。青色申告を少しでも検討している方は開業届と一緒に提出するのがおすすめです。

③④の従業員のための書類は必要に応じて提出しましょう。

はた坊

難しい言葉が多いですが、こんな書類があるんだ~くらいに見ておけばOKですよ。

5. MFクラウド開業届は3ステップで完成

MFクラウド開業届の公式サイト
出典元:MFクラウド開業届

こちらがMFクラウド開業届の公式サイトです。

MFクラウド開業届で開業届を作成する3ステップ
  • 無料のアカウント作成
  • 開業に必要な情報を入力
  • PDFをダウンロードする

それでは進めていきましょう!

5-1. 無料のアカウント作成

MFクウド開業届の公式サイトへアクセスし、無料アカウントを作成します。

無料アカウント作成手順
  • メールアドレスを入力(GmailでOK)
  • メールに届いた確認コードを入力
  • パスワードを決めて入力
  • チェックを入れて「同意して登録」

家計簿ソフト「マネーフォワードME」を使っていて、今後会計ソフトもマネーフォワードを使う予定がある方はマネーフォワードMEと別のアドレスを使う方がおすすめ。

5-2. 必要な情報を入力

Step1. 書類作成の準備

「手続きを進める」からスタート!

「書類作成の準備」での入力項目6つ

  • 開業した年月日(2025年5月1日)
  • 職業名(文筆業など)
  • 事業内容(ブログ記事作成など)
  • 働く場所(自宅、事務所)
  • 家族や従業員への給与の支払い(※後述注意点あり)
  • 確定申告の種類(青色55万控除/10万控除、白色)
⑤家族や従業員への給与の支払いの注意点
  • 「専従者」に該当する場合は「家族」
  • 該当しない場合は「従業員」

を選びましょう。白色・青色の「専従者」の要件は以下の通り

  1. 事業主と生計が一つの配偶者・15歳以上の親族
  2. 事業に専ら従事している

白色・青色で経費にできる給与の上限が異なります。

「給与の支払い」の選択項目によって、以下のように作成される書類が異なります。

作成される書類
(提出期限)
従業員
なし家族(専従者)家族以外
個人事業の開業・
廃業等届出書(1ヶ月以内)
所得税の青色申告承認申請書(2ヶ月以内)
青色申告のみ
給与支払事務所等の
開設・移転・廃止届出書(雇用から1ヶ月以内)
源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書(特例を受けたい前月末)
青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書(2ヶ月以内)
青色申告のみ

青色申告の専従者給与についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

白色・青色の専従者給与の違いについてはこちらの記事で解説しています。

⑤で給与の支払いがある場合

<⑤で家族(専従者)選んだ場合>の入力項目

  1. 給与の支払開始日(2025年8月1日)
  2. 仕事内容(事務・経理作業)
  3. 経験年数(1年未満)
  4. 従事の頻度(週4日5時間など)
    ※1年の半分以上にする必要あり
  5. 資格(簿記3級など)
  6. 家族の情報(続柄・氏名・年齢)
  7. 給与・賞与の支給時期・金額(月末、80,000円など)

<⑤で従業員を選んだ場合>の入力項目

  1. 給与の支払開始日(2025年8月1日)
  2. 従業員数(※専従者は除く)

Step2. 情報の入力

「情報の入力」の入力項目4つ

  • 氏名、生年月日、住所、電話番号
  • 収入の種類(事業所得)
  • 屋号(なくてもOK)
  • 最寄りの税務署を選択

5-3. 書類の提出

入力が完了したらあとは提出するだけ!

提出方法は3つ

  1. PDFに印刷(税務署へ持参)
  2. PDFに印刷(税務署へ郵送)
  3. 電子申告(e-Tax)

▶ PDFに印刷する

印刷したら最寄りの税務署へ持参するか、郵送しましょう。

持参、郵送で必要なものとメリット・デメリットは以下の通り。

税務署へ持参する場合
  • 開業届を2部印刷(提出用 + 控え用)
  • 本人確認書類をもって税務署へ
  • 窓口に提出

控えにハンコを押して返してもらえます◎

  • 質問ができる、その場で受理される安心感
  • 税務署に行く手間がある、受付が平日のみ、待ち時間がある可能性も
税務署へ郵送する場合
  • 開業届を2部印刷(提出用 + 控え用)
  • 返信用封筒(自宅住所 + 切手)を準備
  • 税務署に書類 + 返信用封筒を送付

控えは後日ハンコを押されて返送されます◎

  • 土日祝日関係なし、消印日=提出日になる
  • 切手代がかかる、返送まで時間がかかる
はた坊

時間がない人には郵送の方がおすすめです。

▶ 電子申告(e-Tax)する場合

注意点

電子申告する場合は事前に利用者識別番号を取得しておきましょう。

はた坊

マイナンバーカード、利用者識別番号が揃っていれば一瞬で提出完了!

過去に取得した利用者識別番号がわからなくなった場合は、こちらの記事へ ↓

6. よくある質問

職業欄って何て書く?
  1. 工務店 → 建設業
  2. ものづくり系 → 製造業
  3. WEBライター → 文筆業

迷った時は総務省の「日本標準産業分類」を参考にするのも◎書いた業種によって個人事業税が変わってくるため事前に確認しておきましょう。

屋号って必要?
  • 個人事業主なら必須ではない
  • 事業内容がイメージしやすい
  • 個人名よりも記憶に残りやすい
はた坊

屋号は自分がどうしたいかによって決めてOK!

▶ オンライン(e-Tax)申請した場合に控えを確認・ダウンロードする方法はこちら(執筆中)

まとめ

「開業届」は、個人事業を始めるにあたってのスタートライン。

提出は義務ではありませんが、融資や保育園申請で必要だったり、信頼性が上がったりと提出するメリットはたくさん。

従業員がいる場合は入力項目が少し増えますが、MFクラウド開業届を使えば15~30分程度で提出まで完了できます。

はた坊

よくわからないし、後回しでもいいかな…と思っていましたが、MFクラウド開業届を使ってあっさり完了しました。

この記事が、「やってみよう!」の後押しになればうれしいです!

\ 無料でサクッと開業届が作れる! /

開業届を出したら次はこちら↓

会計ソフト「MFクラウド確定申告」の使用レビューも解説しています。

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