「確定申告」って聞いただけでちょっと憂鬱…そんなあなたに、青色と白色の違いをやさしく解説します!
自営業を始めると必ず耳にする
- 青色申告
- 白色申告
結論から言うと、青色申告の方がお得です!

青色、白色で何が違うの?
ざっくりまとめると、
項目 | 白色申告 | 青色申告 |
手続きの手間 | 少なめ | ちょっと多め |
帳簿のつけ方 | 簡単な記録でOK | きっちり帳簿管理 |
ト | 節税メリッほぼナシ | 特別控除アリ |
つまり、
- 白色申告:気軽!でも節税効果はナシ
- 青色申告:手間はかかるけど、節税メリット大!
というイメージです。
正直に言うと、



ちゃんと利益が出てるなら青色申告一択!
手間は少しかかるけど、税金が安くなるメリットが大きい青色申告。
- 白色申告との違い
- どうやって始めるのか
- どれくらい得なのかを
一緒に見ていきましょう!
青色申告を始めるために必要な3つのこと


青色申告って聞くと、



なんか難しそう…
って身構えちゃいますよね。
でも大丈夫!
実はやるべきことはたったの3つだけ。
①開業届&青色申告承認申請書を出す
まずはこの2つの書類を税務署に提出しましょう!
- 開業届:開業から1ヶ月以内に提出
- 青色申告承認申請書:開業から2か月以内に提出
開業届の提出は義務ですが
- 提出しなくても
- 期限を過ぎて提出しても
ペナルティはありません。
それでも
- ビジネス口座開設
- 銀行融資
- 保育園の審査
などで開業届を求められるケースがあるので、提出しておくのがおすすめ。
青色申告承認申請書は青色申告特別控除(65万円)を受けるために提出必須!
開業届と青色申告承認申請書の出し方についてはこちら↓




② 帳簿をつける
青色申告では、日々の売上・経費を複式簿記で記録します。
最近はクラウド会計ソフトが便利になったので、思ったよりラクちん!
③ 期限に注意する
確定申告の期限は毎年3月15日まで。
間に合わないと、青色申告の特典がパーになるので、早めに動きましょう!
青色申告はどれくらい節税できる?
実際にどのくらい節税できるのか?
具体例で見てみましょう。
【例】所得300万円の場合
項目 | 白色申告 | 青色申告(特別控除65万円) |
---|---|---|
課税所得 | 300万円 | 235万円 |
所得税 | 約16万円 | 約10万円 |
住民税 | 約24万円 | 約18万円 |
節税効果 | ー | 約12万円もお得! |
※基礎控除のみを使った計算。
その他の控除や扶養状況によって異なります。
つまり、
- たった1回の書類申請
- コツコツ帳簿をつける
だけで毎年約12万円も節税できるんです!
思ったよりすごくないですか?
ちょっとの手間でこの差。
やらない手はないですよね!
節税以外にもこんなメリットが!





これだけ手間をかけてたった12万円かぁ…
と感じた正直もののあなた。
青色申告のメリットはそれだけじゃないんです!
① 信用力がアップ!
- 銀行から事業資金を借りる時
- 補助金・助成金に申し込む時
- ビジネス用クレジットカードを作る時
こんな場面で青色申告しているだけで、
「この人はちゃんと事業をやっている」
と信用してもらえる目安になります!
② 事業のお金の流れがクリアに!
- 今年はちゃんと利益が出ている?
- どこに無駄遣いがある?
- 来年はどう改善しよう?
というのがわかりやすくなります。
お金の流れを
- 「なんとなく」じゃなく
- 「見える化」できる
ので、「一生懸命働いてるけどなんかお金が残らない…」がなくなりますよ!
③ 赤字も将来のメリットに!
青色申告なら
- 赤字になっても最大3年間繰り越して
- 翌年以降の税金を減らすことができる!(=純損失の繰越控除)
一時的に苦しい年があっても、ムダにならず、次に生かせる仕組みです。
④ 最大のメリット! 専従者給与
もし、家族が事業を手伝ってくれているなら…
青色申告にして専従者給与を使うのが断然お得!



一緒に暮らしている配偶者・親・子どもにお給料を出せば、全額を経費にできちゃうんです!



手伝ってくれるお礼を少しでも払いたい!
というとき、節税にもなるのはありがたい。
白色申告でも「専従者控除」はあるけど、
- 金額に上限がある
- 柔軟性もあまりないのが難点
青色申告なら、
- 事前に届出を出せば
- 働き方に応じた金額を全額経費にできる!
専従者給与はこちらの記事で解説しています↓


青色申告は税金が安くなるだけじゃなく、
- 信用力
- 経営力アップ
- リスクヘッジ
など、未来の事業を守る武器になります!
- 青色申告 = 節税だけじゃない!
- 自分の事業を強くするために選ぶ
だから青色申告を選ぶ人が多いんですね~♪



今はピンとこなくても青色申告を続ければ「やっておいてよかった」って思うはずです◎
まずは書類を出してみましょう!↓


青色申告の申請書を出したけど、「やっぱり今年は白色申告でよさそう」となれば、
確定申告で青色申告用の書類を出さない
→ 白色申告に変更になるので、
迷ってるならとりあえず青色申請するのもアリ◎
青色申告が向かない人はいる?


青色申告は本当におすすめ!
それでも、向き・不向きはあります。
▶ 青色申告が向いてる人
- 毎月安定した収入がある
- 経費が結構かかる
- 帳簿作成もコツコツできそう
- 経理や仕事を手伝ってくれる人がいる(自営業妻 = 専従者!)
「どんどん稼ぐぞ!」って人には絶対オススメ!
▶ 白色申告でもいいかも?な人
- 副業レベルで少額収入だけ
- 経費もあまりない
- 帳簿管理に自信がない
- とりあえず一人でやっている
無理に青色申告を選ばなくてもOK。
白色でも罰はないし、シンプルに確定申告を終わらせたいならアリです!
次年度から青色申告に変更もできるので、自分の状況に合わせて選ぶのが、いちばん賢い選択です!
まとめ
- 青色申告するだけで年間12万円の節税!
- 必要なのは、①書類申請 ②帳簿作成 ③確定申告だけ
- 信用力・経営力アップのメリットがいっぱい
- 「専従者給与」は節税効果抜群!
- 「稼ぐぞ!」なら迷わず青色申告
- 小規模スタートなら白色申告でもOK!
「青色申告」って聞くと、難しそうで身構えちゃいますがメリットがたくさん。



ちょっと難しそうだけど、チャレンジしてみようかな!
と思ってもらえたら、一緒に学んでいきましょう!


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