- 経理がめんどくさくて後回しにしてしまう…
- 確定申告前になって慌てて帳簿付けしてる…
- 数字を見ると頭が痛い…
- 確定申告前に慌てるのはもう嫌!
こんなお悩みを抱えていませんか?「週1でやりましょう」とよく言われますが、日々の仕事や本業で忙しい中、毎週経理の時間を作るのは正直きつい。でも後回しにしていると頭の隅で気になったり支払いが遅れたり…。私も長い間そうでした。
結論から言うと、月1回まとめてやる仕組みを作れば経理は十分回ります。週1を理想に頑張った結果、挫折して年末に慌てるよりも、月1でコツコツ続ける方が長続きします。
この記事では月1でも経理が回るルーティーンの作り方を、13年の実務経験をもとに解説します。
- 経理がめんどくさい原因
- 月1ルーティーンの具体的な流れ
- 経理業務を続けるためのコツと効率化アイデア

1. なぜ個人事業の経理は「めんどくさい」と感じるのか
1-1. 事業と家計の区別があいまいになりやすい

個人事業主は「仕事とプライベートのお金」が混ざりやすいのが最大のつまづきポイントです。例えば、
- ガソリン、スマホ代、電気代など事業・家計の両方で使うものがある
- 個人用の銀行口座から事業の入金や引落がある
- 1枚のクレジットカードで支払うと仕分けが大変
- 領収書を見ても「経費?家計の支出?」と考える手間がある
この状態が頻繁に起こると、経費計上するのを忘れたり、事業と家計のお金が混ざって混乱。「あとでいいや…」が積み重なって、めんどくささは倍増します。
1-2. 領収書や請求書が散らかる

事業をしていると保管しておくべき資料が増えます。家計の支出なら家計簿につけたら即処分できますが、事業用の支出なら7年間保管が必要。散らかる要因は以下のようなものがあります。
- 領収書がかばんや財布にたまる
- 小さな領収書は失くしやすい
- 年末にまとめて処理しようとするとすごい量に…
さらに紙の資料はしばらく後から見直すと、「これ何買ったんだっけ??」と記憶を掘り起こすところに戻ってしまうので頭を使って案外疲れてしまいます。
1-3. 確定申告直前にまとめてやると地獄

「めんどくさい…」「また来週にしよう…」と度々後回しを続けていくとその時はよくても、確定申告から逃れることはできません。結局確定申告前に慌ててやる羽目になり、定期的に処理するよりもさらに辛い状態に追い込まれます。
- 数ヶ月前のことを思い出さないといけない
- 量が多すぎて「よしやろう!」という気にならない
- 会計ソフトの入力が数百件にもなる
- 慌てて入力 → ミスしやすく残高が合わないことも
- 期限は迫っているのに終わらなくてストレス増大
- 経理作業中は本業に時間を割けない
1-4. 会計ソフトの使い方に慣れていない

会計ソフトを使えば効率化できるのはわかっていても慣れるまでは何かとつまづくことが多いものです。会計ソフトに慣れる前に申告時期を迎えると、「何をどうするんだっけ?」というところから始まるためさらに面倒に感じることでしょう。例えば、
- 最初の設定が難しく感じる
- 科目選びに時間がかかる
- 金融機関やクレカの明細の取り込みが多すぎて時間がかかる
いくら会計ソフトが便利でも、使いこなせないと触るのが面倒になり、経理作業がさらに面倒になる…という悪循環にはまる人も少なくありません。
はた坊私も最初は家計と事業が混ざっていたり、久しぶりに会計ソフトを開いて何からするんだっけ…と時間がかかっていました。
会計ソフトの導入や設定でつまづいている方は、経理サポートサービスもご利用いただけます。
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2. 経理をためない!「月1ルーティーン」の3ステップ

最初は何度もつまづいた私も経理を月1ルーティーン化できるようになると、「帳簿つけなきゃ…」のストレスから解放されました。時間がなくても月1回・1~2時間でできる経理の流れを紹介します。まずは月1ルーティーンを始める前に1度だけやっておきたい事前準備から始めましょう。
事前準備(最初に一度だけやること)
銀行口座・クレジットカード・現金を事業用と家計で分けておきましょう。最初にやってしまえば、あとは毎月レシートを分けるだけ。ここを整えておくと月1ルーティーンがぐっとラクになります。
こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 個人事業主の口座は分けるべき?失敗しない分け方と運用方法を解説
Step1. 領収書・請求書をまとめてチェック(15~20分)
- 領収書・請求書を一箇所に集める
- 事業の領収書・請求書だけ残す
- 「日付・金額・内容」が読めるか確認
- このタイミングでスキャンしてデータ化しておくと効率的
- もし原本を失くしてもデータが残る
- 紙の領収書を何度も整理する手間が省ける
領収書の管理はこちらを参考にするともっと時短できます!
▶ ズボラでも続く!個人事業主のレシート整理5ステップとおすすめ整理グッズ
Step2. 会計ソフト or エクセルに入力(30〜60分)
Step1で整理した事業用の領収書、銀行の入出金明細、クレジットカード明細をもとに会計ソフトやエクセル(Excel)に入力していきましょう。
- 金額・日付・用途を入力
- わからないものは仮入力して調べる or 税理士に相談することをメモしておく
- わからないまま放置しない
わからないまま放置しても、勝手に解決することはありません。次回領収書のチェックをした時に「これなんだったっけ?」というところから始めることになり労力は2倍かかります。「わからないけど、仮入力してメモしておく」ことがとっても大事です。
Excelよりも会計ソフトを使う方が以下のようにメリットがたくさんあります。
- 領収書を撮影すれば自動入力してくれる機能がある
- 銀行、クレカ明細を自動で取り込み
- 領収書を添付するだけ
- 毎月ある請求書や光熱費などの出費は辞書機能で仕訳もかんたん
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▶ マネーフォワードクラウド確定申告を徹底解説!個人事業主におすすめのクラウド会計ソフト
家賃・光熱費・通信費などで家計と事業の両方で使っているがあれば「事業に使った分だけを按分して」経費に計上することができます(家事按分)。按分するものは経費にする割合を常識の範囲で決めておきましょう。
「家計と事業どちらの口座から支払えばいいの?」と迷う方も多いですが、どちらから支払っても問題ありません。私は事業をしていなくても使うものは家計口座から支出して、事業分だけ按分計上するようにしています。口座間の資金移動が減り、家計管理もシンプルになります。
「家事按分」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 家事按分とは?割合の決め方・目安・仕訳方法を実例で解説【個人事業主向け】
Step3. 残高・現金チェック(10分)
銀行やクレジットカードの明細を会計ソフトと連携しておけば、残高が合わないという事態も防ぎやすくなります。月1ルーティーンの締めくくりとして、残高が合っているか必ず確認しましょう。現金払いが多い人は特にStep3でしっかり残高を合わせましょう。
- 現金残高・預金残高:帳簿の残高と合うかチェック
- クレジットカードの未払金残高が合うかチェック
- 残高が合わない = 計上漏れや入力ミスがある
- 現金払い:帳簿残高と合うか確認
- クレジットカード払い:会計ソフトに取り込んだ明細から入力。未払金の残高とクレジットカードの未払分が一致するか確認
クレジットカード払いを徹底すると現金残高のチェックがスムーズになります。
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▶ クレジットカードで経理の業務効率化!MFクラウド確定申告と連携で経理業務を大幅削減!
3. 忙しい人でも続けられる工夫

3-1. 経理の日を固定する
経理は「時間ができたらやろう」と思っていると何かと理由をつけては「また今度でいいか」となりがちです。
例えば「毎月10日は経理の日」というように、「毎月この日にやる」となんとなくでも決めておくと、仮にできなかった場合でも翌日優先して取り掛かれたり、翌週まとめて挽回するという風な対策ができるようになります。
3-2. 締め日を決める

締め日を決めておくことも重要です。事業が小規模のうちは、早く入金してもらうために納品後すぐに請求書を送付する人が多いでしょう。事業が安定してきたら締め日を決めるようにしていきましょう。
締め日を決めるメリット
- 1件ずつ処理するより1ヶ月分まとめて処理した方が経理負担が少ない
- 経理作業が集中する時期がわかるようになってくる
- 取引先への支払日が固定しやすくなり支払漏れが防げる
- 取引先からも「きちんと管理している」と印象UP
はた坊法人経理も担当していますが、支払日が固定されている企業は支払いが遅れることがあっても信用できます。毎月支払日がバラバラで支払が遅れると「大丈夫かな、この会社…」と感じます。
- 売上:月末締めで請求
- 仕入:月末締めの企業が多く、翌月10日ごろに請求書が届く。請求書が揃ったらまとめてスキャン、会計ソフトに入力。仕入先への振込は25日にまとめて振込予約をする
- その他:銀行引落、領収書、カード払いの入力は月1で行う
3-3. 経理スペースを作る

経理専用ではなくても、事務用品をまとめたスペースを作っておくと取り掛かりやすくなります。
いざ帳簿をつけよう!と思ってから、パソコンをかばんから出し、領収書を遠くの書棚からとってきて…となると、取り掛かるまでに時間がかかり、やる気も遠のきます。
私の経理スペース
- PCは電源入れっぱなし
- PC横にスキャナー(ScanSnap)設置
- デュアルディスプレイで見やすく
- デスク下に整理前の請求書・領収書を入れる引き出しを設置
- PC横に整理後の領収書を入れるじゃばらファイルを常備
すきま時間でもさっと取り掛かれるように、PC周りの動線を考えています。
3-4. 専用スキャナやレシート撮影アプリを活用
領収書や請求書を素早くデータ化できると経理業務は格段にラクになります。
A4サイズはまとめてスキャンができる複合機もありますが、小さな領収書を家庭用・業務用の複合機で1枚ずつ読み取るのはかなり面倒です。
ScanSnapやレシート撮影アプリがあれば、すきま時間で領収書を取り込むことができます。私は領収書は先にScanSnapでPCに取り込んでおき、領収書の原本はじゃばらファイルにポイっと入れてしまいます。
マネーフォワードクラウド確定申告のスマホアプリなら領収書を撮影すると、AIが仕訳を提案してくれるので帳簿付けもカンタンになります。
▶ マネーフォワードクラウドのスマホアプリを使ってみた!個人事業主向けレビュー!
3-5. ゴールのハードルを下げる

確定申告に慣れていないと「経理は間違えたらいけない…」と慎重になりがちです。
たとえ間違えた申告をしても、悪意のある間違いでなければ税務署は優しく教えてくれます。修正申告をしてきちんと納税すれば罰せられることはありません。
- 完璧は目指さなくてOK
- 6割できればOKの気持ちで取り組む
- 終わったら自分にごほうび◎
支払いが遅れないようにする、月1ルーティーンを続けることを目標に、間違えてもOK!と考えて取り組みましょう。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、流れがつかめれば「ためなければラクに終わる」ようになります!
まとめ
めんどくさい経理をラクにするための月1ルーティーンを3ステップで紹介しました。
- 事前準備:事業と家計で銀行・カード・現金を分ける
- Step1:領収書をまとめてチェック
- Step2:会計ソフト or エクセルに入力
- Step3:残高・現金チェック
経理は「後回しにしたくなるもの」ですが、月1でやることで以下ようなメリットがたくさんあります。
- 入力漏れ・仕訳ミスが激減
- 月1まとめてやるだけで確定申告前に慌てなくなる
- 書類整理のストレスもなくなる
- 節税対策(経費計上漏れ防止)にもつながる
月1でも続けていくうちに、「あ、今月まだ経理やってないな」と自然に気になるようになってきます。やらないと落ち着かない、やったらすっきり!という存在に変わってきます。
まずは月1回、コーヒー片手にゆるっと気楽にやれば未来の自分に「ありがとう」って言われるはずです。
経理を始めたばかりの方はこちらの記事もご覧ください。
▶ 【保存版】経理初心者が最初にやるべき10ステップ|超入門ガイド
すきま時間を活用!スマホで経理をやりたい人はこちらの記事もご覧ください。


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