個人事業主になると、多くの人が出す「開業届」とセットで出したいものが、
これは、
ちゃんと帳簿つけて確定申告するので、節税できる青色申告を使わせてください！
と税務署に申請するものです。
この記事を読めば青色申告承認申請書の書き方がわかります！
- 青色申告のメリット（おさらい）
- 青色申告承認申請書の書き方
- 提出方法・必要なもの
- 提出期限・期限をすぎたらどうなるか
- 青色申告承認申請書だけ出すとどうなるか
青色申告承認申請書を提出して、個人事業をスタートさせましょう！
1. 青色申告のメリット
まずはざっくりおさらい！
- 10万円 or 65万円の特別控除あり
- 赤字の繰越ができる（3年間）
- 家族への給与を経費にできる（専従者給与）
など、白色申告にはない大きな節税メリットがあります。
「ちょっと手間は増えるけど、その分かなりお得！」というのが青色申告です。
2. 提出期限は？過ぎたらどうなる？
青色申告承認申請書は、
この期限を過ぎると、
その年は白色申告しかできません。
開業届とセットで出しておくのが安心ですよ！（開業届は1ヶ月以内）
- 提出先：管轄の税務署
- 期限：開業日から2か月以内（※1）
- 書類：所得税の青色申告承認申請書
※1：白色申告から切り替える場合は青色申告書をする年の3月15日まで
3. 青色申告承認申請書の書き方｜記入例
国税庁の記入例に、“迷いそうなポイント（楕円枠）”を追加しました！
住所によって管轄の税務署が決まります。
こちらのサイトで確認してみてください。
- 複式簿記 = 65万円控除（おすすめ）
- 簡易簿記 = 10万円控除
決めたほうにチェックしましょう。
| 控除額 | 必要な帳簿 |
| 65万円控除 （複式簿記） | 現金出納帳 売掛帳 買掛帳 経費帳 固定資産台帳 預金出納帳 総勘定元帳 仕訳帳 |
| 10万円控除 （簡易簿記） | 現金出納帳 |
「作成する可能性があるもの」を選んでおきましょう。
提出後に作成する帳簿が変わっても報告義務はないので深く悩まなくてOK。
65万円控除の帳簿が多くハードル高く感じますが
はた坊会計ソフトで仕訳をしていけば自動で作成できるから大丈夫！
4. 会計ソフトなら開業届と同時に作れる
会計ソフトを使うと、
- 開業届
- 青色申告承認申請書
が同時に作成できるので、めちゃくちゃ簡単！
はた坊私は「マネーフォワード(MF)クラウド開業届」を使用！
どちらを使ってもOK！
会計ソフトが苦手な方は手書きでもOK！
こちらからダウンロードできます。
▶ MFクラウド開業届の場合
「3. 青色申告承認申請書の書き方｜記入例」に沿って、入力していきましょう。
最後に希望の提出方法を選ぶだけ！
5. 提出方法・必要なもの
提出方法は開業届と同じ！
- 税務署に持参
- 郵送
- オンラインで提出（e-Tax)
① 税務署に持参
- 2部印刷（提出用 + 控え用）
- マイナンバーがわかるもの
- 本人確認書類を持参
窓口に提出すると控えにハンコを押して返してもらえます。
② 郵送で提出
- 2部印刷（提出用 + 控え用）
- マイナンバーがわかるもののコピー
- 本人確認書類のコピー
- 返信用封筒（自宅住所 + 切手）を準備
- 税務署に書類 + 返信用封筒を送付
- レターパック・簡易書留等で送ると配達記録が残って安心
控えは後日ハンコを押して返送されます。
消印日 = 提出日になるので、税務署に行く時間がない！という人にもおすすめ。
③ オンラインで提出（e-Tax）
会計ソフトで入力後、「スマホで電子申告」を選びます。
- マイナンバーカード
- e-Taxの利用者識別番号
- マイナンバー署名用パスワード
- マイナンバー利用者証明用パスワード
- スマホかICカードリーダー
が必要です。
▶MFクラウド開業届を使う場合
マイナンバー、利用者識別番号を入力します。
利用者識別番号は
- 過去にe-Taxを利用していればもっているはず。
- 初めての利用なら申請から発行まで1週間ほどかかります。
私は利用者識別番号をもっているかわからず手間取りました↓
▶︎ 【体験談】利用者識別番号がわからない！開業届ネット提出でつまずいたポイントまとめ
マイナンバーカードを作った時に決めた
- 署名用パスワード
- 利用者証明パスワード
を入力後、マイナンバーカードを読み取れば送信完了！
6. 開業届なしで青色申告承認申請書だけ出すとどうなる？
多くのサイトで「開業届は提出必須」と思われるような記載をよく見かけますが、
- 実は提出しなくても罰則はない
- 開業届なしで「青色申告承認申請書」だけで青色申告している人はいる
でも、国税庁のHPには
と記載もあり、提出している人の方が社会的な信用を得やすくなる可能性があります。
開業届を求められるケースもあるので、一緒に提出しておくのがおすすめ。
こちらで解説しています↓
▶ 開業届の書き方と提出方法を解説｜freeeやマネーフォワードなら簡単！
「マネーフォワードクラウド開業届」では「青色申告承認申請書」だけを作ることはできない仕様です。
まとめ
せっかく事業を始めたなら、
青色申告を選んで節税したい！
という人は多いはず。
そのためには、
開業届だけでなく「青色申告承認申請書」もセットで提出するのが鉄則です！
早めの提出で、安心して節税ライフを始めましょう♪
青色申告承認申請書を出したら専従者給与も検討！↓
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