
自営業夫の妻なら、年金はいくらもらえるの?
と気になっていませんか?
国民年金だけの場合、将来の年金額は
満額でも月額6.9万円(2025年度)
夫婦2人とも国民年金の場合満額で14万円ほど。
20~60歳まで40年払ってもこのくらい……



正直、少ないですよね
これだけで老後は大丈夫?と不安になる方も多いんじゃないでしょうか。
- 自営業の妻の年金が少ない理由
- 妻の働き方での違い
- 老後に備える方法
- 支払が厳しい時使える制度
をわかりやすく解説します!
1. 自営業妻は「年金は自分で払う」


会社員の妻なら「第3号」で年金を払わなくて済むこともありますが、
自営業の妻は
原則「第1号」= 自分で払う必要があります。
2025年度の国民年金保険料は
17,150円/月
支払っていないと、
- 将来年金がもらえないだけじゃなく、
- 障害を負った時の障害年金
- 配偶者が亡くなった時の遺族年金
ももらえません。
納めておくのがおすすめです。
2. 第3号にはなれない!


日本の年金制度は被保険者の区分によってルールが決まっています。
被保険者の区分 | 対象 | 保険料の支払い |
---|---|---|
第1号 | 自営業・フリーランス・学生・無職 | 自分で払う |
第2号 | 会社員・公務員 | 給料天引き (+厚生年金) |
第3号 | 第2号に扶養されている配偶者 (専業主婦・パート) | なし |
つまり、
自営業(夫)は第2号じゃない
= 妻も第3号にはなれない!
→ 妻は必ず第1号になり、自分で年金を払う必要があるんです。



会社員妻のように「無料で自動加入!」のうまみは…ない!
(第3号被保険者廃止の動きもありますが、まだ議論中。)
3. 妻の働き方でどう変わる?
原則、自営業妻は第1号ですが働き方によって変わるケースも。
① 専業主婦の場合
→第1号のまま
- 「扶養内だから年金払わなくていい」はNG
② パートで働く場合
小規模事業所や週20時間以内の勤務
→ 第1号のまま
勤務先で社会保険に加入できる場合
→ 第2号(厚生年金)に切替わり
→ 将来の年金額は大きく増える!
【社会保険料の加入条件】
- 週20時間以上勤務
- 月収88,000円以上
- 2ヶ月超で雇用される見込み
- 従業員数51人以上の会社
※2026年10月から収入条件は撤廃
③ 自営業の専従者として働く場合
→ 第1号のまま
- 専従者でも厚生年金には入れません。
④法人化して役員報酬をもらう場合
→ 第2号になれる場合あり
- 法人化は所得900万程度が目安



私は昨年からパート先で社会保険に加入して将来の年金UP!
4. 追加で老後に備える方法
国民年金だけが不安なら、追加で備えることもできます!
▶ 付加年金
- 国民年金に月400円+で年金が増える
- 20年加入で年金が96,000円/年増
- 40年加入で年金が192,000円/年増
- 国民年金加入者のみの制度



国民年金なら「付加年金」は絶対つけた方がお得!
▶ iDeco(イデコ)
- 掛金が全額所得控除
- 月5,000円から始められる
- 専業主婦・パート・専従者でも加入OK
- 60歳まで引き出せない点に注意
▶ 国民年金基金
- 掛金が全額所得控除
- 掛金上限はiDeco合算で68,000円/月
- 65歳まで引き出せない点に注意
厚生年金がない分、
自分で「2階建て」を作る
のが自営業妻の年金戦略です。
5. 我が家の備え方
私は
- 週20時間以上パート勤務
- 社会保険(健康保険+厚生年金)加入
を選択!
国は2026年10月から
- 「106万円の壁」を撤廃
- 週20時間以上の勤務で社会保険に加入
となるよう制度を見直し中。
つまり、
みんな社会保険に入ってね!
というのが時代の流れ。
会社員の妻にとっては、



専業主婦のうまみがなくなる…涙
痛い改正かもしれませんが、
自営業妻は、もともと自分で年金を払っているんだから、
外で働き、社会保険に加入すれば、
- 保障も増える(傷病手当)
- 老齢・遺族・障害年金も増える
- 世帯収入も増える
といいことづくめ!
ちなみに
- 30歳までは会社員
- 現在40代
の私がこれから20年間、週20時間程度のパートをするだけで
将来の年金試算の結果(一人分)は、
月6.9万円 → 月10万円にUP!





自営業妻は自分で社会保険に入るべし!
6. 支払いが厳しい・払ってない人におすすめの制度


国民年金には免除制度や割引制度もあります。
【免除制度】
- 学生
- 産前産後
- 収入減少
- 失業者
- 生活扶助受給者
- 障害年金受給者
【割引制度】
- 1年前納で3,730円お得
- 2年前納で15,670円お得



我が家は1年前納 + クレジットカード払いでお得に納付!
詳しくは国民年金の免除制度についてをご覧ください。
まとめ
- 自営業妻の年金は月額6.9万円
- 自営業妻は国民年金(第1号)
- 自分で支払う
- 会社員の妻みたいに第3号にはなれない
- 自分で社会保険に入らないと第1号のまま
- 年金額が不安なら付加年金・iDecoで補う
- 自分で社会保険に入った方が強い!
「知らなかった!」で損しないように、今のうちから年金も節税も賢く考えていきましょ〜!
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